ジュニアNISAは今年で終わるからやらないほうが良い?
子供の教育資金を貯めたいけど何を始めればいいかわからない…
このようなお悩みを解決します。
- ジュニアNISAは、急いでつくるべき
- 2024年から大きなメリットがある
- ジュニアNISAは2023年までしか作れない
ジュニアNISAは、2023年いっぱいで制度終了が決まりましたが、今からでも利用したいお得な制度です。
今回は、ジュニアNISAを利用したい3つのメリットと知っておきたいデメリット、ジュニアNISAの口座開設におすすめの証券口座を紹介します。
ジュニアNISAは、2024年以降も運用できるの?
結論からいうと、ジュニアNISAは、2024年以降も18歳になるまで(1月1日時点で18歳である年の前年12月31日まで)非課税で保有し続けることが可能です。
ジュニアNISAは、子どもの将来に向けた資産形成をサポートする目的で、2016年にスタートした「未成年少額投資非課税制度」です。
概要は以下のとおりです。
ジュニアNISAはどんな制度?
ジュニアNISAは、0~17歳までの未成年者の口座を開設し、本人に代わって親権者が資産運用を行う制度です。名義は未成年者ですが、未成年者が金融商品の売買を行う時は、親権者の同意が必要です。
通常、金融商品の売買で得られた運用益には所得税・住民税がかかります。税率は、所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%の、合計20.315%の税率がかかります。
しかし、ジュニアNISAを活用すると、年間80万円までの投資で得られた運用益には、税金がかかりません。
仮に上記のように80万円を投資信託で運用し、41万73円の運用益がでたとして、通常であれば税金8万3,306円(税率20.315%)を差し引かれた36万6,767円しか受け取れないところをジュニアNISAを活用していれば非課税のため、41万73円の運用益をそのまま受け取れます。
80万円を14年間、預金すると112円しか増えないけど、リスクを考慮したうえでジュニアNISAを利用して投資信託で運用すると41万73円も増える可能性があるんです。
どっちがお得かは一目瞭然ですね!
2023年で終了するジュニアNISAですが、キチンと調べた上で始めるとこんなにもお得な制度なんです!
他のつみたてNISAや一般NISAは、成人年齢を超えていないと口座開設できないのに対し、ジュニアNISAだけは未成年であっても口座を作ることが可能です。
2023年2月現在では、ジュニアNISA以外の方法で未成年が非課税口座を持つことは出来ません。また、2024年から開始される予定の新NISAも、今のところ口座開設できるのが18歳以上の成人からとなっています。
ジュニアNISAはいつまで非課税?
ジュニアNISAはこれまで18歳以下での払い出しは原則不可でした。もし、18歳以下で払い出しをする場合は「全部解約(ジュニアNISA口座の廃止)+ジュニアNISA口座で受け取った過去の利益にも全て課税」という縛りがあったので、ジュニアNISAをしても損をすると思って始めるのを辞めた方も多いのではないでしょうか。
しかし、2023年の制度終了に伴って2024年1月1日以降は18歳以下でも払い出し可能になります。この場合も一部の払い出しは不可で全部解約(ジュニアNISA口座の廃止)となりますが、これまでの利益に対してさかのぼって課税されることはありません。
この変更によって教育資金の貯蓄として使いやすくなりました。
- 未成年が対象(口座開設する年の1月1日現在・2023年1月1日以降は17歳以下が対象)
- 売却益・配当金・分配金などが非課税
- 1人1口座保有可能で年間80万円まで新規投資可能
- 2024年以降は、金融商品を継続管理勘定に移管することができ、18歳になるまで(1月1日時点で18歳である年の前年12月31日まで)非課税で保有し続けることが可能
- 運用管理者は二親等以内の親族(両親・祖父母など)
- 18歳以下でも必要に応じて払い出し可能(非課税)
まだの方は証券会社の口座開設からどうぞ。
ジュニアNISAは、親名義の証券口座から開設をおこなう
ジュニアNISA口座の開設には、まずは親などの親権者が金融機関で総合取引口座を開設(証券口座)し、その後、子供名義で未成年口座およびジュニアNISA口座の開設をおこないます。
親名義の総合取引口座を開設していれば、一度の手続きで開設できます。
証券会社の選び方は、ジュニアNISAで購入する金融商品は、NISA口座と同じですので、NISAで扱っている商品を比較して選ぶとよいでしょう。
一番のおすすめは、手数料が安いネット証券の「SBI証券」と「楽天証券」です。SBI証券の方がスペックは優れています。楽天グループが展開する数々のサービスと連携したい方は、楽天証券がおすすめです。
参考までに、わたしはSBI証券で運用し、娘のジュニアNISA口座もSBI証券を使っています!
ジュニアNISA口座開設をするまえに子供名義の銀行口座の開設をしましょう!ジュニアNISA口座への入金は、子供名義の口座からの入金になります。
たった5分!SBI証券で口座開設する方はこちら
ジュニアNISAを始めるメリット
ジュニアNISAを始めるメリット
- 子供の教育資金や将来に向けた資産形成を非課税で運用することができる
- 2024年1月1日以降は新規投資はできないけど、18歳まで非課税のまま継続保有できる
- 子供のマネー教育の機会になる
ジュニアNISAを始める1つめのメリットは、2023年12月31日まではジュニアNISAを使って投資ができます。ジュニアNISAで投資できる金額は「年間80万円」です。
ジュニアNISAを始める2つめのメリットは、18歳までは非課税のまま継続保有ができる事です。2024年以降は、新規投資はできません。しかし、18歳までは非課税のまま継続保有ができるため、複利効果を得て運用をすることができます。
また、2024年以降は、ジュニアNISAの制度廃止後は、18歳になるまで待たなくても、いつでもお金を引き出せます。
お金が必要なタイミングや運用をやめたくなったタイミングにあわせて払出しの手続きができます。一部だけを引き出すことはできないため、一気に全額を引き出し、その時点でジュニアNISA口座を廃止することになります。
ジュニアNISA口座で得た「売却益・配当金・分配金」は、非課税です。
ジュニアNISAを始める3つめのメリットは、子供のマネー教育の機会になることです。子供が成長して一定の判断能力を備えるようになった後に、自分自身の口座が設けられていることで、早くから投資に関心を持ち、金融や投資の仕組みについて学ぶきっかけとなることが期待されます。
子供が自分名義で口座開設をすることで当事者意識を持つことができてお金に対して興味がわくはずです。
また、投資にはリスクが存在するので、社会に出る前の早いうちから、金融や投資への理解や判断力といった、いわゆる「金融リテラシー」を身につける上でも、ジュニアNISAを始めることをおすすめします。
ジュニアNISAを始めるデメリット
ここまでジュニアNISAを始めるべき理由を解説してきましたが、デメリットも事前に把握しておく必要があります。
ジュニアNISAを始める際のデメリットをそれぞれ解説していきます。
ジュニアNISAを始める際のデメリット
- 元本割れのリスクがある
- 投資可能期間が2023年12月31日までのため1年しかない
- 損益通算ができない
ジュニアNISAを始める1つめのデメリットは、元本割れのリスクがある点です。
例えば、ジュニアNISA口座で買い付けた金融資産が値下がりをしてしまい、購入時よりも価格が安くなることは十分に考えられます。
売却しなければ損失は確定しませんが、それでも口座内の評価価格上は損失を抱えた状態になってしまいます。
非課税期間が長いとはいえ、投資した金融資産が値下がりして損を抱えてしまう可能性がある(絶対にプラスになるとは言い切れない)ことは認識しておきましょう。
ジュニアNISAを始める2つめのデメリットは、2023年12月31日で終了してしまうことです。つまり、80万円までしか投資することができません。
これから投資を始める方は、ジュニアNISAと合わせて、両親がNISAやiDeCoなどを活用して、資産形成を進めていくことをおすすめします。
ジュニアNISAを始める3つめのデメリットは、ほかの特定口座や一般口座で発生した利益との損益通算ができないことです。損益通算とは、一定期間の利益と損失を相殺することです。
ジュニアNISA口座で発生した損失は、ほかの口座の利益と損益通算することができず、繰越控除もできません。ジュニアNISAで払い出しする場合は注意しておきましょう。
まだの方は証券会社の口座開設からどうぞ。たった5分!SBI証券で口座開設する方はこちら
おすすめの証券口座は?
投資を始めるには、証券会社での口座開設が必要です。
東証などの取引所で取り扱っている株は証券会社で注文・取引をすることができます。取引所で直接株を買うことはできないので証券会社を通して取引をしなければなりません。
そのため、株式投資を始めるには証券会社で口座を開設することが必須です。
その際に気をつけるべきポイントは以下の3点です。
- 信頼性・安全性で選ぶ
- サービスの充実度で選ぶ
- ネット証券を選ぶ
投資初心者におすすめしたいのが「ネット証券」です。
なぜなら、ネット証券は手数料が安いからです。また、来店不要の利便性や取扱商品の豊富さ、少額から購入ができるなどからやはり「ネット証券」から選ぶのがおすすめです。
店舗がない分、口座開設から株や投資信託等の取引までネットで完結できるので、人件費を削減することができるため、結果的に手数料が安くできるという仕組みなんです。
今から始めるなら、手数料が安く、少額から購入できるネット証券がおすすめです。
また、初心者向けに勉強できるコンテンツや投資情報が充実しています。
ネット上の取引が初めての人でも、電話で担当スタッフが分かりやすく説明してくれるので安心!
ジュニアNISA口座開設は、まず、親の証券口座開設が必要です。マイナンバーカードや健康保険証、親子の続柄確認ができる住民票などの本人確認書類を用意すれば、インターネットから5分程度で簡単に申し込みができます。
それでは、初心者におすすめのネット証券2社をご紹介します。
- SBI証券:国内株式個人取引シェアNO.1!当サイトイチオシの大人気ネット証券!
- 楽天証券:楽天ポイントが貯まる&ポイントで投資ができる!取引ツールが優秀!
まず最初におすすめするのが「SBI証券」です!
SBI証券のおすすめポイント
- 国内株式 口座開設数・個人取引シェアNo.1
- 売買手数料が安い
- 取扱い商品が豊富
- 少額から投資OK
- 口座開設が簡単
SBI証券はネット証券で口座開設数No.1の人気証券会社です。
初心者の方におすすめできる理由は、以下の3つです。
- 手数料の安さ
- 取扱い銘柄の豊富さ
- 少額投資ができる
まずはメインの口座としてSBI証券を証券口座を作ることをおすすめします。
こんな人におすすめ
- 手数料を安く抑えたい方
- 様々な商品に投資してみたい方
- クレジットカードのポイントを貯めたい方
- 便利なツールを使いたい方
- まずはメインの口座を開設したい方
私もメイン口座としてSBI証券を使っています!
娘のジュニアNISA口座もSBI証券です!
ジュニアNISAの開設には数週間かかるため、まだの方は早めの開設をおすすめします!
- SBI証券HPサイトから口座開設書類請求申込
- 口座開設書類一式 到着
- 開設書類と必要書類を返送
- 未成年口座の開設完了
- 税務署申請(SBI証券が代理で申請)
- ジュニアNISA利用開始
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次におすすめなのが「楽天証券」です。
楽天証券のおすすめポイント
- 手数料が安い
- 取扱商品が豊富
- 貯まって使える楽天ポイント
- 無料で使えるツールが充実
楽天証券は、SBI証券と並んで人気な証券会社です。手数料、取扱商品、ツールなどサービスが充実しているので投資初心者でも安心して利用可能!
ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできます。貯まった楽天ポイントを使って株や投資信託を購入することができます!
現金を使わずに投資ができるからハードルが低いよ!
こんな人におすすめ
- 手数料を安く抑えたい方
- 楽天ポイントを活用したい方
- たくさんの銘柄から商品を選びたい方
- 便利なツールを利用したい方
投資初心者におすすめしたい2社の証券会社のご紹介でした。どこの証券会社にしようか迷った時の参考にしてください。
必要書類は、マイナンバーカード、健康保険証、親子の続柄を確認できる住民票などです。住民票は、世帯全員(マイナンバー記載あり)がおすすめです!
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まとめ:ジュニアNISAは今からでも遅くない
2023年12月に廃止が決定したジュニアNISAですが、今からでも始めるべき理由は多くあります。
非課税で運用できる上、払い出しの年齢制限がなくなったことでいつでも引き出せるので、子供が成長した際の教育費用に充てるのもおすすめです。
ただし、今から始めても2023年12月までしか投資できないため、ジュニアNISAだけでなく両親のNISAやiDeCoなどと合わせて着実に資産運用を進めていきましょう。
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